東京23区の新築マンションの平均価格が1億円を超えた今、どう住宅を買うべきか

2023年10月の首都圏の新築マンション市場では、平均価格が去年に比べて大幅に上がりました。これは資材費の高騰や工事費の増加、さらには需要の増加といった経済的な要因が影響しているためです。特に東京23区の平均価格が1億円を超えたことは、不動産を買おうとしている人にとって重要な話題です。このブログでは、そんな価格の上昇を受けて、住宅購入をどのように考えるべきか、一緒に考えてみましょう。

  • 新築マンションの価格の上昇が続いている
  • 物件購入の目的を明確にして物件選びをする
  • 住み替えの可能性がある場合は資産価値を考慮しておく
目次

首都圏の新築マンション価格が上がっている理由

首都圏の新築マンションの平均価格は、2023年10月には前年同月比で40.7%上がり、9,239万円になりました。東京23区ではさらに大きく上がり、48.6%増の1億2,940万円になっています。

この価格の上昇の背景には、資材費や工事費の高騰が大きく影響しています。また、大型の高額物件があるかどうかで平均価格が変わるので、マンションを買うときはこうした変動要因を理解しておくことが大切です。

住宅購入は目的は何か?

家を買うとき、その目的をはっきりさせることが大切です。それを「投資」と考えるのか、「資産」として持つのか、それとも「浪費」として見なすのかで、選ぶ物件や買い方が変わってきます。

投資として家を買う

不動産を投資として買う場合、将来の値上がりや賃料収入を考えて選ぶ必要があります。たとえば、人気のあるエリアに物件を購入すれば、家賃収入を得ることができる可能性が高く、また将来その物件を売却する際に価格が上がっていることも期待できます。特に首都圏の物件は需要が高いので、投資価値が見込まれる一方で、価格が高くなりすぎて利回りが低くなるリスクもあります。

  • 価格が1億円を超えるマンションを買う場合は、将来どれだけ収益が見込めるかをしっかり考えましょう。たとえば、賃貸市場の動きや売却時の価格などを考慮することが大切です。

資産として家を買う

住宅を「資産」として持つ場合、自分が住むことで得られる生活の質や安心感が大事です。首都圏の高額マンションを買うことで安定した生活基盤を手に入れたいと考える人は、物件の立地や周辺の生活環境を重視しましょう。

  • 資産価値を保つためには、その物件が将来にわたって人気を保てるかが重要です。交通の便や教育機関の充実度、地域の発展性など、長い目で見て評価することが求められます。

浪費として家を買う

家の購入が「浪費」になってしまうのは、収入に合わない高額なローンを組んだり、将来の価値が見込めない物件にお金を使ってしまう場合です。高い物件だからといって必ずしも資産価値があるわけではありません。

  • 一時的な見栄や豪華なライフスタイルに惹かれて無理に買うと、将来の負担が大きくなってしまうことがあります。自分の収入に合った範囲で計画し、家計に負担をかけすぎないようにしましょう。

長期的な視点での住宅ローン計画

多くの人にとって(筆者もですが)、家を買うときには、住宅ローンを避けて通れません。特に高額なマンションを買う場合、ローンの返済が家計に与える影響をしっかり理解することが大切です。固定金利のローンは毎月の返済額が一定で安定感がありますが、変動金利のローンは金利が上下するため、将来の返済額が変わるリスクがあります。このようにローンの種類によって家計への影響が異なるため、慎重に選ぶ必要があります。

金利タイプ(固定金利か変動金利か)、返済期間、頭金の額などを総合的に判断することで、リスクを減らしながら家を買うことができます。また、将来の収入やライフイベント(子育てやリタイアなど)を考慮し、無理のない返済計画を立てることが大事です。

資産価値を保つための物件選びのコツ

資産価値を保つためには、物件の選び方が重要です。立地条件や周辺環境、物件の築年数やメンテナンス状況など、さまざまな要素を考慮しましょう。例えば、東京の山手線沿線や主要駅から徒歩圏内の物件は、資産価値が保たれやすいとされています。また、再開発が進んでいるエリアや、学校や商業施設が近くにある場所も人気があり、将来的に価値が上がる可能性が高いです。

都心部の物件は高額ですが、交通アクセスや商業施設が充実しているので資産価値が保たれやすいです。郊外でも交通の便が良くなっているエリアや、再開発が進んでいるエリアには将来性のある物件が多くあります。

まとめ

住宅の購入は人生の中でも大きな選択です。首都圏の新築マンション市場が急激に値上がりしている中で、自分にとってその購入が「投資」なのか「資産」なのか、それとも「浪費」なのかを見極めることが重要です。また、長期的な視点で住宅ローンを計画し、資産価値を保つ物件を選ぶことが、将来の安定した生活を築く鍵となります。

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この記事を書いた人

私は投資歴20年以上の投資家で、現在はFIRE(経済的自立と早期リタイア)を目指して資産運用に取り組んでいます。このページでは、私の投資の旅についてや、FIREを目指す理由、これまでの経験をもとに学んだことなどを紹介します。少しでも皆さんの投資のヒントになれば幸いです。

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